910型


 910型は外国電車の内の1両で、元々ポルトガルのリスボン市のカリス社の車両である。土佐電鉄の職員が直接カリス社に交渉に行き購入した。1993年にデビューした。譲渡されてきたのは735号のおよそ一月後の'90年の9月だが,改造に3年かかり、かなり遅れての運行開始となった。工場でかなり改造され、外見は側窓以外全くの別物になってしまっている。集電装置もトロリーポールであったが、パンタグラフが取り付けられ、ダミーになっている。車体に描かれているPINGO DOCEは現地の商店の広告である。

乗車感想
 乗り心地は土電の車両と同じようなものである。降車ボタンは無く、車掌が乗務している。座席が背もたれを倒して進行方向に向けられる転換式クロスシートとなっている。

最高速度36.9km/h
定員52
主電動機MB-172-NR
出力38kw
製造初年1947