土佐岩原-豊永-大田口

豊永駅



開業 1934年10月28日
所在地 長岡郡大豊町東土居

多度津方面を見る プラットホームは、島式ホームと片側ホームを1つずつ組み合わせた、国鉄の標準的なつくりをしている。しかし、駅本屋側が島式ホームになっている少し珍しい構造をしている。構内踏切はなく、ホームへは跨線橋を通る必要がある。片側ホームの3番線は廃止されており、現在は島式ホームのみを使用した1面2線となっている。ただ、ホームは国道への通路として、レールも工事用車両の留置線として残されている。ただし、高知側からはポイントが撤去されていて侵入できないようにされている。通勤・通学時間帯のみ駅員がいるようである。

高知方面 須崎駅より建設が始まった高知線は、1934年、この豊永駅にたどり着いた。翌年、最後まで残っていた当駅と徳島県三縄駅の間が完成し、ついに土讃線という一本の路線が完成した。駅前には土讃線全通の碑が残されており、ひょっとしたらこの豊永駅で最後の釘が打ち込まれたのかもしれない。規模は中々大きめの駅で、かつては急行停車駅でもあったが、今は停車する優等列車はない。現在の駅舎は、民営化を目前に控えた1987年2月に建て替えられており、ログハウスを思わせる造りをしてる。

・切符…通勤通学時間帯は駅窓口で、他は車内で購入
・トイレ…駅舎隣にあり
・食料品…駅前商店で入手可 その他高知銀行、郵便局もある