香川にうどんを食べに行く話

 東京旅行に行ったとき、諸事情により18切符を大量に余らせてしまった。そこでどこかに乗り鉄に行くことを計画した。(よくあることである。え、ない?)。例のF氏に声をかけた結果、香川にうどんを食べに行こうということになり。これに知人のM殿を加えた3人で、F氏の御友人のいる観音寺まで行くことになった。
 05:27発阿波池田行き。九州に旅行に行ったときも使った便である(これに乗らないと効率が悪く遠くにいけない)。思えばF氏と乗り鉄するのもこれが初めてである。一度は一緒に名車キハ58に乗ってみたかった。ちなみにM殿は非鉄なのでちょっと気の毒だったか? まだ日の出の時刻は早い時期なので土佐山田辺りでは既に明るくなっていた。なぜ山田かといえば、日本たばこ産業の専用線跡を確認するためである。そのために左側を陣取った。何せ同じ廃線好きであるから考えることは同じである。 この後も北川、大王、穴内、岩原、小歩危と廃線跡を確認するため左右に何回も移動していた。その間M殿は寝ていた。
土佐北川で長い対向待ち。対向した下り列車であるが、キハ54+キハ58+キハ28+キハ54だった。キハ58を54ではさむのはF氏も初めてだった。32+54+58とかいうのは何回か見たが。
 池田着。シートを巻き取るタイプの発車票も健在だ。続いてキハ54に乗り換え、琴平へ。その途中土讃線名物坪尻駅へ寄る。寄るといっても10分近い停車時間の間周辺を見るぐらいだが。しかし十分な時間である。詳しくはこちら

 琴平着。一昨年来て以来だったが殆ど変わっていない。左の写真はフィルムのカメラで撮ったこともあったが停止位置以外違いがない。違うといえばトレインマークが随分とぼろいが。
 121系は103系の廃品が使われており、例のノッチオフしても静かにならないという特徴が。ある意味存在感の高い車である。即多度津着。3区間しかないのですぐである。
 久しぶりの多度津である。しかし30分もとどまるのは初めてである。とりあえずトイレ休憩。多度津駅は高知より珍しいものがごろごろしている。多度津工場に近く、土讃線との分岐に位置していて側線には何両か車両が待機している。また密度も高めである。エンジン音とVVVFの音が混ざり合って楽しませてくれる。

        

 やがて予讃線下り到着。ワンマンであったが2両だった。合理化の波かと思った(ワンマン自体が合理化の波だ)が、後の車両はは回送だった。少なくとも最近の高知(窪川より)では見たことなかった回送の仕方だ。
 ところで F氏が発見したことであるが、2番で待っていると到着した南風の側面の表示が剣山になっていた。高知行きの剣山があるわけないし、路線も違うし。壊れているのだろう。
 予讃線は今回初乗車である。ついでにマリンライナーと121以外の電車に乗るのも初めてである。ちょっとかぶりつきをしてみた。しかし個人的にVVVFのキーンと高い音はどうも苦手である。
 およそ30分の後、観音寺到着。雨が降り始めたが、がんばって撮影している同業者がいた。


 その後待望のうどん。本場のうどんは違う、すごく歯応えがある。その日4軒位ハシゴしました。本場は値段も安いですね。しかし食べ過ぎたか…