形式の記号の読み方　気動車編

気動車編　略号:DC

　

最初に、日本にはどんな気動車がいるのでしょうか。
・キハ181系
・キハ58系
・キハ40系
が、有名な所でしょうか。
機関車と違って、片仮名と数字で構成されていますね。
キハ58 10を例に考えてみましょう。

キ…①
ハ…②
58…③
10…④

①は、車両種別を表します。

記号	意味
キ	動力車
キサ	付随車
キク	制御付随車

②は、使い方を表す記号で、電車や客車と共通です。こちらにまとめました。

③の数字は、車両の形式を表しています。
　まず、十の位の数字はエンジンの方式を表します。下にまとめました。

数字	方式
１	液体式	小馬力エンジン一台搭載　車体幅2.6ｍ
２～４		小馬力エンジン一台搭載　車体幅2.8ｍ
５		小馬力エンジン二台搭載
６～８		大馬力エンジン一台搭載
９		特殊車
０	電気式・機械式

となります。
ただし、特急型気動車は例外で、三桁の内、百の位は
１、２…ディーゼル車　　　３…ガスタービン車
となります。なお、二桁しかない車両は、すべてディーゼルカーです。
十の位と一の位は電車に準じています。

一の位の数字は運転台を分類しています。下のようになります。
０～４…両運転台　　５～９…片運転台、もしくは運転台無し

④は、製造番号を表します。

以上のことから、キハ58 10は、小馬力エンジン二台を搭載し、10番目に製造された片運転台の
普通気動車ということになります。