猪ノ鼻峠7

 事前の情報で、峠の香川側は整備されたと聞いていたが、なるほど綺麗に舗装されている。
 ヘアピンで高度を(略
 
 サブカメラにはメインカメラより広角向きなカメラを選んだので後ろにあまり下がれない場所でも広く写せるようになった。
 現道からはあまり分からなかったが、こんなに規模が大きかったとは。
 ヘアピン(略  他に撮るものがないという
 コンクリート製のガード柵。横棒が入った状態で残っていた。
 まもなく峠という所に休憩所がある。"四国の道"の分岐地点になっている。上から降りてくる道は旧道ではなく市道。
 ちょうど四国新道について解説されている。
 旧道のうち、舗装されているのはここまでである。市道が舗装されているせいで釣られて進入してしまった。
 未舗装だが路面はフラットで走りやすい。途中道路標識があるが、どう見ても最近設置されたものなのでシカト。やがて等高線に沿ってに走っていた道が突然進路を変える。
 猪ノ鼻峠の切り通しである。現役時代は宿や商店が並び、旅人で賑わったそうであるが、今はただ静かだ。ちなみに誰かとすれ違う事も無かった。
 
 この時点で午後3時。予定では今頃は大具渡しの跡を見ているはずだったが、麓の荒廃ぶりを予測していなかったため予定時刻を大幅に過ぎていた。恐らく自宅に帰る頃にはとっぷり日が暮れているだろう。(これから原付で高知まで帰るんだ。50ccで・・・・・・)
 さて、このまま徳島側へ降りるつもりなのだが、峠を過ぎてすぐに不吉な藪が。まさか廃道化してしまっているのか。
 かなり心配したが一応2条の轍が続いており、オフ四輪などの通行があるようだ。坂を下るにつれてだんだん状態も良くなっていった。
 途中、所々に道の中央付近に規則正しく石が埋まっているのを見た。調べると、四国新道になる以前の道の名残らしい。帰宅後調べたので写真がないのが悔しい。徳島側にも携帯電話の基地局が設置されており、ここより麓の道は管理されていると思われる。
 右側に資材置き場(?)が見えるとまもなく終点。
 ゴール。頂上からここまでは真新しい発見が無く、日暮れも迫っていたため異常に写真が少ない。
 込野橋の袂に出てくる。奥に見えるトンネルは込野隧道。
 ちなみに地図には旧道の途中で別れ、込野隧道の峠側に降りてくる道が描かれている。初めは旧道だと思っていたが、帰宅後調べてみると込野隧道の方が猪ノ鼻隧道よりも早く完成していた。どうやら工事用道路で旧道ではないと思われる。
 こちらは「(有)瀬戸内サービス」のwebサイトからお借りした、猪ノ鼻峠の現役当時とされる写真である。詳しい撮影日時はわからない。徳島県側から香川県側を写したものではないかと思う。
 こちらは上の写真よりさらに昔だろうか。
 こちらは徳島県側だと思うがはっきり断定はできない。麓に時間を取りすぎて峠の様子をよく見てこなかったのが悔やまれる。
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