加茂村役場跡加茂村概要日高村史によると、明治時代から大正時代かけては、加茂本村字保木屋敷に庁舎があったそうだ。古地図を参照すると、土佐加茂駅北東に役場を示す地図記号が描かれていた。そこは現在では宅地化しており、当時を思わせるものを発見できそうにない。 大正時代以降は、加茂小学校の南東の県道沿いに庁舎が置かれていた。そこは近年まで学校組合教育委員会の事務所が置かれていた場所である。日高村史には、この庁舎が閉村後も学校組合教育委員会の事務所として使われていたことが記述されている。合併時の条件として、旧加茂村立小中学校の存続が挙げられており、合併先の日高村と佐川町で折半して、独自の教育委員会で学校運営が行われているのである。校区も旧加茂村の校区を踏襲している。建物は老朽化により一昔前に解体され、組合事務所はしばらくプレハブ小屋で運営されていたが、近年は加茂小学校の体育館内に移転したことにより、役場跡は更地になっている。一部のオンライン地図には、まだその表示が残っているものもある。残った土地の一部は、小学校児童のための自転車置き場になっている。
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