大志呂トンネル旧線

   ここは旧線の多度津側の分岐地点である。写っているトンネルは現在線の大志呂トンネルである。
   入ってすぐにこんな具合。この藪を抜けていかなければならない。
   なぜか路盤にばかり草木が育ち、外側は歩きやすくなっている。
 
 この区間の数少ない遺構。電信柱だ。杉の木と思い込んで素通りしてしまいそうだった。
   昭和10年10月。三縄-豊永間がその年の11月28日開業だから開業当時のものだ。
   やはり五月の連休は廃線調査には手遅れの時期だ。
   小屋が現れた。保線小屋だろうか? 建設会社の名前入りヘルメットが落ちていた。