大志呂トンネル旧線

   小屋を過ぎた所で突然視界が開ける。崩落地点に到達したようだ。元々は桟橋を架けていたはずだが土砂災害により吹っ飛んでしまっており、残った僅かな部分も撤去されている。
   振り返って。斜面は直されているので歩くことができる。
   外側はすぐに吉野川。
   大歩危は川くだりを楽しむことができる。
   この辺は土砂の直撃により鉄橋が押し流され、ちぎれたレールが飴のようにひん曲がった。
   橋脚が見えてきた。
   ここが多度津側から来た場合の最終到達地点。足がかりのない切立った岩が行く手を阻んでおり、反対側から来るしかないようだ。今回は駆け足の調査で第一トンネルと崩落地点の間が調査できていない。距離は100mないと思う。
   帰りは崩落した斜面を攀じ登って帰った。コンクリートブロックが梯子状に組まれており、そのまま梯子のように登ってこられた。土の斜面ならまず登ってこられまい。
   これは3年程前に国道から撮影した崩落地点の様子である。一度崩れて直したことがあったようだ。周辺が川くだりコースに入っているため直しているのだろうか。