2日目


世田谷線 朝から曇り気味で天気予報も下り坂でしたが、屋根のあるところなら降られても関係ないわけです。今日はずっと以前から行きたいと思いつつ行くことないだろうなだろうなとあきらめていた。交通博物館へ行くことに。
 昨日と同じ経路で渋谷へでて、外回りにて秋葉原を目指す。中央線経由のほうが早かったかな? 秋葉原駅の電気街口を出ると、そこは別世界だった。まず改札の外の床に、何か知らないが、いわゆる萌え系と呼ばれるキャラクターの絵が描いて(プリントされて)ある。予想以上に高レベルだ。街角ではメイドの格好をした人が団扇配ってるし。団扇の柄は勿論萌系。ちなみに私がアキバがオタクの聖地と呼ばれていることを知ったのはごく最近のことである。それまでは電気の街と思っていた。そういえば、やはり電気屋の数もかなり多い。一般家電を扱う店も多いが、電子部品を扱う店がかなり多い。ガード下に行くと、狭い中に電子工作に使う抵抗、コンデンサ、トランジスタ、ICを、お菓子詰め放題のごとく並べた極小さな店が密集している。ゼンリンが住宅地図を作ったときも、あまりの店の小ささに枠が小さくなってしまい、書き込めなくて困ったそうである。

 アキバ旅行記にならないうちにさっさと目的地へ行こう。電気街口を出て右へ、大通りに出たら左へ行くと萬世橋を渡る。すぐに高架をくぐるが、右へ折れればそこに交通博物館はある。写真に写っている0系とD51が迎えてくれる。頭だけだが。左のほうには義経だか弁慶だかがあったはず。見なかったのだが。駅の券売機風の入場券販売機で入場券購入。150円也。ざっと見た後、一番奥の電車の動く仕組みから攻略することに。

 現在一人の少年が実演中である。確か157系の運転台周りと台車の模擬装置だったと思う。パン上げスイッチを押せばパンタが上がり、ノッチを入れればモータが唸り車輪が回りだす。電圧計と速度計も機能しており、電圧計は1.5kvを、速度計は40km/hを指したが、実際そこまで出ているかはわからない。室内に1.5kも通したら違法だった気もするし。それはさておき、模擬でも部品は実物な筈なので、感じが違いますね。加速に伴って制御器ががちゃんがちゃん回るのには少し感動。動画で残しておきたかった。後でやってみたが、電車のマスコンって重いね。気動車のほうが軽いと思うのだが。それから加速めっちゃ悪。もともとこんなものか、それとも電圧でも落としているのか。制動弁を操作すれば止まる。シリンダーの動く様子までばっちり見える。キハ58みたいな自動空気ブレーキも展示してくれたらいいと思う。

 止まっているように見えるが回転中

液体変速機の説明 ディーゼル機関と液体変速機の模型もあり、ボタンを押せば回りだす。ところで模型でこんな大きなモデルが作れたらどんなにか感動するか。。


さらに集電装置の数々。トロリーポールって長いね。ビューゲルは土電でも珍しくなってきたか。
  


 山手線シミュレーター。朝早めに来たためさほど並ばずにできた。ちなみにシミュレーターというのは振動や重力の要素がないので止めにくい。電車でGOでしょっちゅうオーバーランしていた方もいるはず。ブレーキは尻に聞けと言う位振動と重力は重要要素である。実写なのだが、画面の書き換えの速度が遅いらしくカクカクしてやりにくい。
 ところで、このシミュレーターの映像、京浜東北線に103系が走っているんだけど、いつ撮影されたんだろう?
そばにある167→


 こちらは離れたところにある東海道線シミュレーターと「東北・上越新幹線安全体験運転シミュレータ」と長い名前の新幹線のシミューレータである。東海道線シミュレータはごく普通だが、新幹線はATCは勿論地震の要素まであるらしい。それで「安全体験…」か。ナルホド。新幹線は人だかりだったが、東海道線は人気がないのか空いていた。

 二階から撮ったもの。入り口から入ると真っ先に目に入ると思う。大きくて逆に目に入らないかもしれないが。
 9850型は内部の仕組みがわかるよう所々くりぬかれている。ボイラーの中は管でいっぱいである。9850は連結器も古い。ねじ式連結器いうものである。この連結器は現在国内では殆ど見られない。現役車両についているのは多分ないはず。保存車両に残っているぐらいである。不便なため大正14年に一斉交換されている。

少し奥に行った所に信号と線路のコーナー。
特殊信号発光機。別名「ク○ク○パー」。
それと確か踏み切り支障報知装置だったと思う。
どちらもボタンを押せば写真のようにランプが点灯する。普段絶対押せないものなので是非押しておく。

 信号機のコーナーらしく信号がずらっと並んでいる。機械式のものは固定されているが、灯火式の信号はボタンがついていてランプを点灯させることができる。

以下撮った写真を投下。

 ナントカ式通票装置  4番のみ操作可能

 乗車券印刷発行機(左)
反転フラップ式発車標(右)

発車標は岡山で実際に使われていたものだそうだ。動かすことができるそうなのでいじってみた。上下同士に操作してはいけないと注意書きがあったのだが、読む前に操作してしまったので、全部が同じ内容になっている。

 あと地形に挑む鉄道のコーナーがあり、ED40の模型があった。横川には明日行くので期待。

ところでこの模型、よっぽど電気を食うのかモーターが始動する度に照明の蛍光灯が暗くなった。

 こちらも1回いじってみたいと思った人がいるはず。勿論いじりました。もっちりと重そうな感じのする操作部も意外と軽く操作できます。


 路面電車のコーナーでは初めて軌道を走った車両が展示されています。
低床車のところで土電が紹介されていたり。


二階へあがる