安居林用軌道安居線9


 A
 切通を抜けると、途中に橋の跡があり、更に行くとヘアピンカーブに出た。
 崩れて埋もれている。
 高いところから、ヘアピンを見下ろす。
 崩落の上から進行方向を見る。
 途中、まとまった数のレールが落ちていた。撤去後回収を忘れたのかな?
 しばらく行くと、またまた橋の跡があった。同じ斜面を行ったり来たりしているので、同じ沢と何度も交差しているのだろう。
 谷底から。
 こちらは進行方向側。えらいところに軌道を通しているな。
 どうやって登ったのか忘れたが、次の写真は橋台の上から来た方を撮影している。
 同じ場所から行く手を見る。
 しばらく行くと、山手の斜面上部に石積みが見える。次のヘアピンが近いようだ。
 B
 少し行くと、行く手の岩陰に暗がりが見えた。トンネルかと色めきだったが、
 ヘアピンカーブの深い掘割だった。結局、安居で見つけたトンネルは一つだけだった。
 掘割を抜けたところ。
 ヘアピンを振り返り見る。結構深いことがわかる。
 下には通ってきた道が見える。
 コメント無し。
 岩盤を削りとっているらしく、珍しく植生の少ない落ち着いた路盤を歩けた。
 油断は禁物。片桟橋が落ちている。
 橋の跡。
 下へ降りると、レールが一本突き刺さっていた。偶然刺さったのだろうか? たぶん、何かの支柱に使っていたんだろう。
 対岸の橋台は崩れていた。
 起点側。
 谷を越えしばらく行くと、前方が不自然に明るい。
 C(推定)
 なんだこれ。地すべりの跡か? 表面の土が剥がれて岩盤が露わになっている。
 通過中に上部を見上げた。石ころなんか降ってくるなよっと。
 下も見る。こんな所から滑り落ちたら、底にたどり着く頃までに体中の皮を削り取られそうだ。
 10分ほど歩くと、路盤は急な傾斜地を走るようになり、深い切れ目などに橋を架けていたようだ。
 橋の構成材だったらしい角材が落ちている。
 乗り越えた。
 進行方向。
 しばらく行って。石積み。
 切り通し。
 切通の外には、一段低い旧線跡がのこっている。
 切り通しを抜けるとすぐ橋の跡だった。
 すごく切り立っている。
 通過するために下へ降りる。振り返って橋台を見上げると、新旧二世代の橋台があった。
 終点側も、
 この斜面はこれまでになく急で、プロクライマーでもないととてもよじ登れそうにないので、登れそうな場所を求めてしばらく水平移動することにした。
 ここから登れそうだな。

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