 | A 横荒川に掛かる橋を渡る。名前は小股橋。読みはおまたはし。 |
 | これも恐らくは軌道時代からの桁だろうが、銘板は見つけられなかった。 |
 | 河原にはレールが何本か墜落していた。 |
 | B しばらく進んで島という所。住民がいるのかは分からない。ここまで強いて取り上げるような遺構は見当たらなかった。 |

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 | C しばらく進んで、宝蔵峠へ向かう林道の入口につく。 |
 | 軌道もここで川を渡っていたようだが、橋は完全に新しく作り変えられているようだ。 |
 | 手前の橋台の下に壊した橋脚の跡がある。 |
 | 少しの間林道と重なる。 |
 | やがて右手下方に平場が現れる。 |
 | 林道の建設によるものなのか、所々土砂が積もっている。 |
 | しかし、間もなく大きな橋が現れる。 |
 | D 三径間のコンクリート橋だ。真ん中の桁がハの字に広がっているのは、何の影響だろうか? |
 | 渡った所に新しい標識があるので、営林関係の人間が入ってくることがあるようだ。 |
 | 状態は極めて悪く、今までも蟻地獄は何度か通過したが、ここではそういう所が絶え間なく続くことになっている。 |
 | 倒木があるか、蟻地獄かの二つしか無い。 |
 | そんな中、いつしか足元に枕木が現れていることに気付いた。 |
 | 局地的なものではなく、行けども行けども枕木が続いている。 |
 | 倒木に塞がれても・・・・・ |
 | 根っこに持ち上げられても、面白いほどに続いている。。 |
 | 岩盤を削って路盤を作った所は、崩落もなくリラックスして歩ける数少ない所。幅はわずかに2m程しかないが、見通しもよくて歩きやすい。上流域でこれほど長い直線を作れたのは珍しいことか・・・・? |
 | 先客のおとしもの。賞味期限は99年となっている。 |
 | 直線の途中には一部桟橋があった。 |
 | E 桟橋のすぐ先にはもう一つ橋がある。地図をみると、この区間には少なくとも三本の橋が残っていると思われる。 |
 | この二番目の橋は今まで見てきたものとは違い、桁の上にコンクリートのプレートが載せられ、その上に枕木が置かれている。今まで見てきた橋は、どれも桁の上に直接枕木が置かれていた。現役中に補修されたことがあるのだろうか。 |
 | 向こう岸の橋台を見ると、石積みではなく自天然の岩に彫り込まれていた。 |
 | 小さな切り通し。 |
 | カーブした川の外側に沿っているため地形は厳しい。 |
 | F 3つ目の橋は、二径間のコンクリート橋だった。 |
 | 落石にあたったのか、奥の左の桁が中央でポッキリ折れていた。 |
 | ワイヤー筋コンクリート再び。どのくらいの強度があるのか不明だが、折れても踏み止まっているところを見ると、多少の効果はあったらしい。ただ、露出してしまったワイヤーには当然サビが出るので、この桁の寿命もそう長くないだろう。 |
 | 支線に入ったためか、橋台の作りがずいぶんとチャチになっている。 |
 | すべての橋を通過し終えると、いくらか地形が緩んできたようだ。 |
 | G しかし、最後の難関とでも言わんばかりに、大きな崩落が起こっていた。 |
 | どこから崩れてきたのかな〜? 小さい雑草ばかりしか生えてない事は、最近崩れてきたということだろうか。 |
 | H 崩土を乗り越えると、かなり広い平場に出る。大掛かりな施設があったことが想像できる。 |
 | 中程に捨てられていた謎の物体。トロッコのアオリ部分だろうかと思ったが、林用軌道なら囲いのない平トロが主流だろうし、これは一体なんだろう。 |
 | 山の斜面には石積みの斜面が階段状に何段も重なっており、官舎か何かがあったのではないかと予想できる。これらの点から、当初ここが本線と支線の境目かと思っていたのだが、先述の理由から違うようだ。 |
 | これより奥にも軌道は続いていた。 |
 | どこから持ってきたのか、自転車が一台打ち捨てられていた。当時の職員のものだろうか? |
 | I 少し離れた所に橋があった。 |
 | 短い橋だが、二径間あった。 |
 | 橋の上から先を見ると、路盤が民家の敷地に入っていっている。 |