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これだけでここがどこだかわかったあなたはすごい。ここは大豊町道岩原周志線で、周志橋という地図に乗らないような小さな橋を渡って少しした左カーブの途中である。 |
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ガードレールの切れ目から降りていくとしばらくははっきりとした山道があるがすぐに墓地で行き止まりになる。この墓地は尾根の上にあり、北の斜面を下りるか南の斜面を下りるか迷ったが、北(右手)の斜面が降りやすそうに見えたのでそちらを選んだ。帰宅後読み返したところ南が正解だったようだ。しかし筆者も初めて来たときは北側を降りたそうだ。 |
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やがて川の音が聞こえてくる。地図に名前は載ってないが有瀬川という川で、県境にもなっている。つまりあちらは徳島県。こちらは高知県。川に削られたせいで傾斜が急になっていたため、川から少し離れたところを下流へ向けて降る。このあたりには木の幹にとげのある植物がたくさん生えており、手掛かりにならないため移動に難儀した。 |
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有瀬川沿いを下るとやがて何かが見えてきた。 |
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有瀬川をわたる土讃線である。現在線に出てしまった。 |
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南風キター |
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このトンネルはなんと言うトンネルだろう。地形図を持ってこなかったのは自分でもどうかと思う。 |
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周志って書いてある? |
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運良く周志トンネルの多度津側坑口に降りてきたようだ。1954年12月着工。56年8月完成。 さらに川側に路盤があるはずだ。降下を開始して40分。歩いた距離は100mか200mほどだと思うが、写真が少ないが撮る余裕がないほど大変だったと言うことで。午前中に大志呂トンネル旧線を再訪した後で疲れていたこともあるが。 |
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ここにきたかった理由の一つに車窓から見える不思議なものの存在がある。池田から普通列車で帰ってきたとき、半分だけ入り口がふさがれたトンネルのようなものを見つけたのである。トンネルだとすれば反対側の出口がその辺の斜面にあるはずなのだが。 |
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あったー! |