一の谷林用軌道一の谷線その3
舗装路から外れ、軌道跡は再び雑草の元気な藪の中へ。
シダ植物が生えているのが路面である。緑のカーペットを引いたよう。
溝状の浅い掘割を抜ける。
掘割に隣接して橋の跡。
終点側の橋台。起点側は岩を利用している。
その先は激藪状態。
しばらく行くと軌道の下に屋根が。河内神社である。橋が架かっているので楽に渡ってこられる場所のうちの一つ。ここまでくれば県道の合流までもあと少し。
神社を過ぎて少し行ったところにも橋の跡。
どちらの橋台も比較的きれいに残っている。
引き続きシダの海を往く。ココは軌道に沿って平場があった。斜面の上にも段がある。集落か段畑の跡だろうか。
荒
前方から再び大きな水の音が。橋が架かっていたようだ。
橋台は残っているようだ。
と思ったら半分だけか。木が倒れかかって崩れたのか・・・?
終点側もなんとか残ってる。
谷を超えたところ。たくさんの木が倒れている。間伐の後か。切り口まで苔っているので、伐られたのは昔の事のようだ。この付近は下草が少ないので道形がよく見通せる。
浅い切通をゆく。イノシシの遊び場らしい。出会いたくない。
石積みの路体が残る。
ここにも橋の跡が。起点側の橋台
リヤカーの部品かな?
暗渠っぽいやつ。
林を抜けた。
棚田か段畑か。草ボーボーで耕作放棄されているようだが、上の段の方は使われているみたいだ。
畑に取り込まれずに道が残っていのはポイントが高い。白髪林道にも似たようなところがあったが、そこはしっかり削られて田んぼになっていた。
端の方に行くとススキの海に。
藪はかき分けるものではなく、潜るものだという。藪の中を泳いでいたら目の前で地面が消えた。道路の真上だ。
コンクリートウォールが切れてる所の上が軌道跡。
路体は車道に削られ一時失われた状態となるが、奥に見える橋の手前の竹やぶに平場が見える。
そして、橋の横には橋台が残っている。終点側は崩れているが残骸が残っている。
その後もギリギリ車道に重ならず、一段上を走っていたと思われる。
立木に紛れて石積みが残る。暗渠も。
奥から起点側を見る。川手の方が広くなっている。「中土場でもあったのかな?」と思わせるような場所だ。この近辺から支線が分かれていたようなので、「なきにしも」だと思うが、今の所根拠はない。
一段上を走る軌道も、いずれかの段階で車道と重なるはずだが、どの辺でそうなっていたのかはよくわからない。再び森の中へ入るあたりで車道の勾配に変化が見られるので、その辺りだろうか。
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