伊尾木林道伊尾木線/別役線跡8


 A
 本日の六本目〜
 出口が見えない。そしてこのトンネルは入口も石積みとコンクリ施工されている。
 中に入ると出口の明かりが見えた。かなり曲線がきついようだ。
 道内はやはり素掘り。しかし、崩落は殆ど見られず、安定していることが伺える。
 出口。
 枕木を取り除いた跡がある
 出口側の坑口。
 同じ地点から進行方向。
 忘れた頃に現れる蟻地獄。
 そして何かの部品。
 B
 雨裂に架かる歪んだ橋。もう何年か流れにさらされると落ちてしまうかもしれない。
 C
 このあたりはとても広い。余裕で複線幅を確保できそうなほど。交換設備でもあったのだろうか。
 D
 本日の七本目〜
 の前に、これまで辿ってきた中で最大規模の崩落が。意外なことに、路盤自体がこんなにも大規模に無くなっているのは、ここぐらいである。斜面が崩れて蟻地獄を作っているところは散々見てきたが。それだけ作りが丁寧だと行ことか。そして、重要な路線だったのか。
 見たところ、ここにあったのは築堤だったのだろうと思う。橋桁と思しき構造物は見える範囲にはなかった。と思う。暗渠が詰まってあふれた水が築堤を洗いさってしまったのだろう。
 綺麗な曲線を描く築堤だったと思うが、惜しいことだ。
 さて、トンネル自体はこんな感じだ。今まで見てきたものと同じである。
 こちらのトンネル内にも、枕木を取り除いた痕跡を確認できた。
 出口。
 同じところから。何かが見える。
 E
 むはっ!
 伊尾木マジ楽しい。
 しかも長い。
 美しい。・・・・ん?
 何あれ? 橋台にしか見えないが、何の橋だ? 旧線にしては前後が急すぎる。古道の跡か何か? 
 ここにもやはり、横川橋梁の銘板。製造年はわかるが、肝心の橋の名前がわからない。ハナから名前をつけていないわけでもあるまいが・・・・・。
 しかし、高いんだわ。
 枕木が腐っている上に、所々無くなってしまっているので、体重を預けることができない。そして、この手摺みたいなのは何だろう。やはり歩道として使っていた時期があるのだろうか? 今じゃあ腐ってしまって邪魔者でしか無くなっているが。
 ここでの滞在時間は15分。渡るのに要した時間は・・・・・まあ、五分ぐらいのもんでしょ。
 鉄橋を渡っていくらも行かないうちに、また橋が出てきた。三本目の鉄橋の出現を期待したが、今度は正統的なコンクリート製の橋だった。コンクリート製なら大したことないだろうと高をくくっていたら・・・・
 こちらもかんなり高かった。
 RC(ワイヤー筋だが)橋を渡った広場に、見慣れない構造物を見つけた。コンクリート製で円形で、一部に切り込みが入っている。何の設備だろう?
 F
 三連橋をわたって七分歩いたところ。右手に建物のようなものが見えてきた。
 崩れてら。
 営林署の建物であることは間違いなさそうだ。
 ふと下を見ると、更に別の建物が見えた。立地的にこれも営林関係の施設だろう。せっかくなので覗いてみよう。

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