白髪林用軌道7

 この辺は茶畑が多いらしい。
 汗見川堰堤を過ぎる。
 すると、そこを境に再び猛烈に荒れている。
 気付けば県道が近づいている。そろそろ吸収されるか?
 と思ったら先に谷に出た。
 橋脚が残っているのはここぐらいだろう。
 県道にはふじが谷橋。林鉄もおそらくは同じだろう。
 気になるのは2番桁の部分に丸太が渡してあること。昔はあの上を歩けたのだろうか?
 わかりやすい位置にいろいろ遺構が残っている割に、ネット上にほとんど情報がない。そんなにマイナーだろうか。
 上流側の橋台は無くなっているらしい。
 上流側より橋脚を見る。鉄橋ではないかと思う。
 無くなっているといえば、振り返ってみると路盤も無くなっていた。
 県道に削られてしまっている。
 こういう感じで掘割になっていたのであろう。
 その後も微妙に路盤が残っていて、
 斜面上部に石垣が残っていたりするが、
 やがて完全に県道が吸収してしまったようである。
 しばらく進むと、程なく分かれ道に出る。軌道はこの付近で川を渡っており、この橋が軌道の橋のあった場所ではないかと思うが、確信はない。
 見事な石積みが残っており、可能性は高いと思う。