 | 階段を登るとすぐに軌道跡地をとらえた。 |
 | この頃は紅葉シーズンに入っていたので、路盤にもきれいな紅葉が見られた。ちなみにこの近辺の調査は二回目である。HDDの不調により、ある時期の写真を失ってしまった。そのため、レポ内で多少季節が前後している。 |
 | やがて雲行きが怪しくなる。小規模な地滑りがあったらしく、路盤がガタガタである。 |
 | なんとか平場を見つけて進んでゆくと、二つの小屋が路盤に鎮座していた。 |
 | A 脇が甘いので横から抜けてこられる。小屋の先はススキヶ原になっていた。 |
 | 背後。左を通れた。 |
 | すすきの広場の先も、山肌にそって軌道が伸びていた。 |
 | 少し進むとまたも小屋が邪魔していたが、ここは中を通り抜けられる。 |
 | 更に進むと樹林帯に入り、藪が収まる。 |
 | B 途中、ちょっとした難所があった。当時は桟橋になっていたのだろうか。 |
 | 山の際にちょっとだけ平場があるので迂回は不要である。 |
 | そしてなぜか真空管のようなものが落ちていた。 |
 | 途中小規模な崩落があったが、総じて状態は良さそうである。 |
 | 懐かしい缶ならぬペットボトル発見。下駄を履かせていた頃の古い炭酸飲料用のペットボトルである。 |
 | C 順調に進んできていたが、とある谷に差し掛かったところで路盤が無くなってしまった。 |
 | 谷の流れによって路盤が削られ、無くなってしまったようだ。 |
 | 起点側、終点側、ともに橋台は残っていない。もっともこの状態では、暗渠になっていたと言われてもわからないだろう。 |
 | 谷を越えると無事路盤が復活した。 |
 | D しかし、それも僅かな間だけだった。斜面に消えている。 |
 | 理由はこれ。町道に転用されたためである。 |
 | カーブミラーの近くに出てくる。 |
 | しばらく車道を歩くことになる。 |
 | まだまだ行く。 |
 | E 前方に掘割が見えた。 |
 | 堀割を境に車道はきつい下りに転じる。 |
 | つまり路盤はこの斜面の上にあるのだろう。 |
 | 斜面を少し登ると、お目当ての路盤に辿り着いた。 |
 | F 更に少し歩くと谷に出て、両側に橋台が残っているのを見つけた。 |
 | 状態はかなり良く、両側ともほぼ完全に残っている。両岸がコンクリートブロックで固められている。よくぞ撤去されなかったものだ。 |
 | そこからしばらく水平に移動する。 |
 | G しかし、程なくして斜面に消えている。 |
 | 原因はこれだ。この奥に滝があり、そこへ向かう遊歩道が作られたからである。この谷を渡る車道にはうすぎ谷橋という橋が架けられていた。それで、どうやらこの谷はうすぎ谷と呼ぶらしい。 |
 | また、滝の名前は昇龍の滝という。 |
 | あのへんから出てきた。 |
 | この付近で犬釘も見つけた。 |
 | ここから少しの間は遊歩道を歩くことになる。一応整備されているので楽に行けるだろう。 |
 | 対岸に目をやると、既に行く先が見えている。橋台を見逃さないようにしなくてはいけない。 |
 | しばらく行くと、龍神公園という場所に入った。 |
 | H すると間もなく、足元に橋台らしきものを見つけた。 |
 | 対岸にも橋台が残っているのを認めた。 |