伊尾木林道伊尾木線/別役線跡4


 A
 県道を通り反対側へ。3月下旬まで通行止めのようだ。
 すぐ背後では、県道が軌道を横切っている。
 軌道と県道は重なっておらず、このような形で残っている。
 この辺まで来ると県道との高低差が大きく開いている。
 B
 その先で県道は川を渡ってしまうが、軌道はこの掘割で向きを変え、そのまま川に沿って進んでいた。
 橋がある。
 とおもったら何じゃこら。
 C
 事実上の第二ステージの始まりである。何の冗談だよと言いたくなるような蟻地獄のようだ。
 途中経過。落ちたら岩の上だろうな・・・・・。
 見た目以上に恐ろしい場所である。何の準備もなしにここに挑むのは止めるべきである。いつの間にか上方に古道が平行しているし。
 D
 おっ築堤。橋か?
 無いじゃん。
 谷に転がるコンクリートの棒。
 上流側の橋台が崩落して落ちてしまったらしい。
 ここは登れそうに無いので沢を上る。それより、石垣がこちらまで続いているのだが、旧線か?
 お?
 微妙。軌道のものといえばそうかもしれないし、古道の続きなのかもしれない。拡幅したような痕跡も見て取れる。
 でもって反対側。改めてみると、結構大きいなあ。
 ノーコメント。
 本性を現してきたな、伊尾木め。

 ノーコメント
 山側の擁壁がずり落ちてきている。
 A
 尾根を回る。
 そこは黒瀬の集落である。
 集落の裏手を通っている。
 生活感があふれ過ぎている。足早に通り過ぎる。
 やはりみかん畑が多い。
 この辺の家の間の路盤はなかなか雰囲気がよい。
 鉄道らしいゆるいカーブを描いている。
 B
 途中でアスファルト舗装に出る。
 こちらが歩いてきた方。
 それもこの端っこの家で終わるが。
 軽トラ道。
 最近工事を行ったのだろうか? コンクリート舗装が白く輝いている。
 C
 間もなく橋に出る。
 鉄製。
 これまでの橋と違い、名前のわかるものがあった。そういえば西坂本橋にも西田鉄工とあった。同じ会社だろうか? 西坂本橋は高知県産だったのか。ちなみに西坂本橋の手前や小川川橋梁は横河橋梁製作所の銘版があったが、名前は不明。
 最近土砂崩れでもあったのか、ひどくガレている。
 D
 更に行くと、程なくまたしても橋に出る。遺構の残存度はぴか一。
 二経間のRC橋。材料に一部、古レールを使用しているらしく、橋脚の上から飛び出ている。日が暮れてきたな・・・・・

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