西の川林用軌道跡2


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 手前のやつより小ぶりだが、きちんとした切り通しだ。なんだかえらく荒れている。
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 出口側から見たところ。上から土砂や倒木が降ってきたようだ。
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 こちらは進行方向側。「楽しくなってきた」なんて言ったせいだろうか、切り通しを抜けた先は荒れていた。
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 路体の欠損とかはなくて藪化しているだけなので、進むペースにほとんど影響はない。昭和25年に廃止ということは、今年で廃止73年か。あくまで数字の話で、実態によっては更に長い可能性もある。それでこの程度の状態なら、そんなに悪い状況ではないと思う。
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 たまにピンクテープとか境界杭的なものがあったりするので、林業者にとってはまだまだ現役の道だ。
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 途中大きな溝が出来ていた。元々は小さな谷をまたぐ築堤だったようだが、土砂で埋まって元の路面よりも高くなっている。そこが再び侵食されてきて谷になりつつある。
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 その先再び切り通しのような溝がある。大きな石が転がり込んできている。
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 切り通しを抜けると荒れようがひどくなった。ところどころ崩落もある。この前後がこの近辺では一番状態が悪い。
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 いしづみ。
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 下の方には林道が見えた(白飛びしてるけど)。この高低差なら合流はまだまだ先だろう。しっかし、第一インクライン自体の高さもそんなにないけど、やっぱり車道は一気に標高を詰めてくるな。
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 その先は崩落はないが藪化が凄まじい。
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懐かしい缶発見。キリンレモン缶の二代目。自販機用サイズかな?
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 だんだん藪も落ち着いてきて、林鉄時代の地形が見えてくる。
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 斜面の下に平場があった。廃村跡かな? 営林署関連かな?
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 おっと、軌道沿いにも。普段なら上に上がってなにか残ってないかと見に行くんだけど、この日はどういうわけか通り過ぎてしまった。
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 ついでに下から山道が登ってきている。確かめてないけど、多分下の林道から来てるんだと思う。
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 軌道跡を奥へ進む。この辺は状態が良い。
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 久々に大きな石積みがあった。
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 反対側から。水抜きの穴もある。谷を跨いでいたようだが埋まって斜面と化している。
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 下の林道はちょうどつづら折れのところだった。結構上まで上がってきたな。
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 軌道跡は再び荒れ始めた。どうも水が流れているらしい。
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 すぐ先の谷の水が溢れてきたらしい。軌道も路体が深く抉れている。
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 また樹林帯に入る。小屋のようなものが道を塞いでいる。中には丸太が詰まっていた。
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 林道が道のすぐ真下に迫ってきた。
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 そのまま勿体ぶることもせずに軌道跡はスパッと切れ落ちていた。
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 車道から見たところ。カーブミラーが目印となる。
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 進行方向側。奥のほうが山なりになって露骨に勾配が変化している。あそこからが本来の軌道の高さだろう。
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なお車を上流側に移動させるためここで一旦集落まで戻った。これは途中のつづら折れ。結構な急坂。
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 つづらから石積みを見上げたところ。西之川林用軌道自体知名度が高くないため、森林鉄道の遺構だと知っているor気づいている人はそんなにいないだろう。
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 西之川林道(自動車道)の標柱。



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