大古味林道島の川線と島の川林道4
前回最終地点
登れそうなところを見つけ、軌道跡によじ登った。"端っこ"を確認するため、起点へ少し戻った。車道ははるか足元の下にあった。
前回最終地点-A地点
一箇所だけやたらと狭いところがあったが、それ以降は特に感想はない。
A地点
地図にはないが、谷水が流れており、地味に攻略難度が高かった。
AB間
ノーコメント
B地点
ココにも川。橋台は崩壊していた。
BC間
少し荒れている。斜面に戻っているところもあった。
C地点
この路線では珍しい築堤があった。
CD間
何故かすごく植生が豊かだった。
D地点
ココは鞍部になっている。傾斜が緩やかなので保線小屋とか事業所跡とか、何らかの痕跡が現れることを期待していた(そういう情報をキャッチしていたわけではなく、単なる自分の希望的観測)。しかし、不思議なほどに何もなかった。地形図に描かれていないが、稜線を縦走する山道が走っていた。鞍部を越えて山の反対側に入ったところは築堤になっていた。しかし植生が激しく、築堤の上は歩けなかった。
DE間
局所的に荒れている所はあるものの、やはり基本的には歩きやすい。途中に謎の小屋があったが、中は何もなく、見た目的にも軌道との関連は薄そうだった。
E地点
GPSの表示に拠れば、もうそろそろ峠に着く頃合いであった。現在の地形図を見ると、同じ場所を車道も通過しているようなので、もうすぐ出られるだろうと思っていた。だが、車道が現れる前に道が突然細くなり、まるで獣道のように変わってしまった。車道は峠の頂上で軌道跡に重なっており、軌道跡が車道に直接繋がっていると予想していた。それで一瞬「あれっ?」と思ったが、すぐにあることを思い出した。以前SNAKE氏から、峠にはトンネルがあったらしいという情報を頂いていたのだ。だが、地形図を確認した段階で(上記の理由により)トンネルは破壊されていると判断したため、早々に失念していた。最初に気づかず素通りをしている時点で、おそらくまともな状態ではないだろうなとは思ったものの、「もしや!?」と淡い期待を抱かせるには十分である。秒速で獣道を引き返した。
軌道跡が獣道に変わるところ。確かにそこは僅かに窪んでおり、坑口跡と思しき地形になっている。そしてやはり、淡い期待が歓喜に変わることはなかった。埋められたのか埋まったのかはわからないが、わずかな窪みを残して坑口は埋没していた。いくつかの穴を覗いてみたが、体を滑り込ませそうなスペースはなかった。
反対側に一縷の望みをかけ移動。峠はトンネルより10mくらい高い所にあった。風の通り道らしく、長居すると体が冷えてしまいそうだ。
そして反対側の坑口については、すぐに擬定地を特定した。しかし、西口以上に救いのない展開になっていた。柔らかい土が上の林道から流れ込んでいる。上の車道を開削したときに落とし込んだのだろうか。路体の石積みが直後から続いているため、場所が間違っているということもないだろう。